読者を獲得し続けるためには、読者獲得の経路を増やす必要があります。読者獲得の経路を多方面で作っていきましょう。
できることはすべてやってみる!
「メルマガの読者を獲得するためには何をすればいいですか?」「なかなかメルマガの読者が増えないのですが…」という相談をよく受けます。そういった方たちの多くは、読者を一気に・簡単に増やせる特定の方法を探しているようです。
要するに「楽して読者が集まる魔法のような方法」を探しているわけです。そのような方法もあるかもしれませんし、探すのは悪いことではありません。ただ、一つだけ言えるのは、ある特定の方法だけに依存することが望ましくない、ということです。
一時的に効果があったとしてもその効果がいつまで続くかわからず、効果が無くなれば読者の獲得ができなくなってしまうからです。
読者を獲得する方法や経路はオンラインにもオフラインにもたくさんあります。1つの方法や経路に頼らず、簡単にできることを試しながら効果的な方法を見出していくことがベストです。
1つひとつの効果はさほど高くなくても、読者獲得の経路を増やしていくことで読者数は着実に積み上がっていきます。1つの経路がダメになっても影響は小さく済むメリットもあります。
安定的に読者を獲得し続けるために、できることはすべてやってみましょう!
読者を増やすために必要なこと
まずは読者を増やすための準備
読者を明確に、自分のメルマガのコンセプトやバリューを分かりやすく打ち出すのが大前提です。
- 読者の明確化
- わかりやすいコンセプト、メリット
- あなたのメルマガの特徴、読むメリットは?
- 質の高いコンテンツ
その上で、他にどんなことができるでしょうか?
メルマガ案内&登録ページの最適化
ブログやSNSでのメルマガ案内、メルマガ登録ページは必須です。メルマガ登録ページとは、その名の通り見込み客の方にメルマガの購読登録をしていただくためのページです。
メルマガを発行する側からすると、リスト(見込み客)を集めるためのページといえますので、本書ではこのページを「リスト取りページ」と呼ぶことにします。このページに一人でも多くの方に到達していただくことが、読者獲得における一つの目標になります。
リスト取りページの作り方はさまざまですが、欠かせないものがオファーです。オファーとは、見込み客にとってメリットに感じられる提案、といった意味で、例えば、以下のようなものを用意します。
- 無料コンテンツ(PDF、動画など)
- 無料相談(セッション)
- 割引
- メールセミナー(ステップメール)
メールアドレス登録のお返しとして、これらを提供するわけです。
一つ、忘れてはいけないのは、必ず「メルマガをお送りすること」を明記することです。これをしないと「勝手にメルマガを送ってくるようになった」ととられてしまい、その先、相手がファンになってくれる見込みがなくなってしまいます。
オファーの内容は、目的によって変わってきます。すなわち、どんな見込み客を集めたいかで決まります。次の表にまとめましたので参考にしてみてください。
オファーの内容 | 目的 |
---|---|
無料コンテンツ・無料相談 | とにかく試してみたいという人を集める |
割引 | 本気度の高い人(=お金を払える人)を集める |
メールセミナー・ステップメール | 自社のことや商品・サービスについて理解してもらう |
「メルマガ登録ページ」×「オファー」でお客さんを育てる戦略へ
以前、あるセミナーでメルマガについてお話をさせていただいたのですが、そのときに「これはもったいない!」と感じたことがあります。
ある受講者の方が、Facebook広告から自分のECサイトにリンクを貼っていたのです。
その商材はそこそこ高額なものでした。
広告を見た見込み客は、リンクをクリックしてECサイトに移動します。売上が期待できるページです。でも、たまたま目についた広告からいきなり購入が行なわれるでしょうか?
もちろんゼロではないにせよ、緊急のニーズに応えてくれるような商品やサービスでもない限りは、すぐにページを閉じられてしまうでしょう。(「リマーケティング」といって、一度サイトに訪問した人を追いかけて広告を表示させることもできますが)
いきなり「買ってもらう」のではなく、自社の商品やサービスについて「知ってもらう」ためにも、まずは「メルマガ登録ページ」にご案内することをおすすめします。
その場では売上は上がりませんが、オファーやメルマガを通じて商品やサービスの知識が深まり、何よりもあなた自身の信頼度もアップしますから、その後に購入につながりやすくなります。
リストを取得することで、継続的に見込み客とコンタクトを取って信頼関係を構築していくことがポイントです。
私はこれを「刈り取る戦略」より「育てる戦略」と呼んでいます。