メルマガ件名の目的は開かせることのみ!相手のメールボックスには、あなたからのメルマガ以外にもたくさんのメールが届いています。その中でも相手に「おっ!」と思わせる件名を付けるにはどうすればいいでしょうか?今回の記事では、思わず開きたくなる件名のヒントをお伝えします。
NGな件名
開かれる件名を知る前に、まずはダメなメルマガタイトルの例からご紹介します。
ネタバレが過ぎる件名
ビジネスメールでは件名にある程度要点が含まれている必要があると思いますが、メルマガの件名は必ずしも要点を入れる必要がありません。むしろ、要点が伝わり過ぎてしまうと、なんとなく予想がついてしまい、開かない可能性もあるので注意が必要です。
媒体名や会社名が冒頭に入っている
件名は可能な限り短くした方がいいので、媒体名や会社名が入ってしまうともったいないです。媒体名や会社名は、件名ではなく差出人名に入れるのがいいでしょう。
NGな例
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・【オートビズ通信vol.223】10月のキャンペーンのお知らせ
ただし、会社名や媒体名を入れることで相手の興味を引くことができるなら入れても問題ありません。
本文の内容とかけ離れていたり、過剰な表現を使う
興味を引きつけようとするあまり、誇張し過ぎた件名にするのはNGです。たしかにメールは開かれるかもしれませんが、解除につながったり、最悪の場合迷惑メールとして通報されてしまう恐れもあります。また、「100%」や「絶対」などという言葉についても過剰な表現になるので、避けた方がベターです。
開かれる件名を知る方法
それでは、開かれる件名とはどんなものでしょうか?開かれる件名が簡単に見つかる方法が一つあります。
それは、あなたのメールボックスを見てみること。
どんな件名を自分が開いているのかを確認し、なんでそのメールを開いたのかを研究してみてください。おそらく何かしらの法則が見つかるはずです。ヒントがたくさん詰まっているので、これは時間があればぜひやってみてください。
開かれる件名のテクニック
次に、弊社がメルマガを運用していて効果的だなと感じたポイント(テクニック)をご紹介させていただきます。
名前を呼びかける
とてもシンプルですが、効果は絶大です。弊社もこの件名を使うことで約70%の開封率を出したことがあります。
例えば、街中で「みなさん」と呼ばれても振り向くことは少ないと思いますが、ピンポイントで「◯◯さん」とあなたの名前が呼ばれたら結構な確率で振り向いてしまうと思います。
これはおそらくメールボックスでも同じ心理。もちろんずっと同じことをやっていたら効果は落ちてくると思うので、タイミングでしたり使う頻度は考える必要があります。
ちなみにですが、オートビズは読者一人ひとりの名前を件名に差し込むことができます。
短く短く
件名は基本的には短い方がいいとされています。なぜなら人が一瞬で判断できる文字数は13文字〜15文字程度と言われているからです。その一瞬で相手の目を引く必要がありますから、長すぎる件名はそのままスルーされてしまう可能性があります。書かなくても意味が伝わる言葉は削ることがオススメです。
数字を入れる
『人は見た目が9割』
『7つの習慣』
『100円のコーラを1000円で売る方法』
どれもベストセラーを獲得した本のタイトルですが、広告業界では、数字を入れると反応率が上がるというのは常識とのことです。なぜなら、数字を入れることで、具体性が上がりその先をイメージしやすくなるからです。
例えば、
『読者の関心を逃さない方法』よりも
『30秒でできる読者の関心を逃さない方法』の方が、より具体性がアップしますよね。
「30秒で効果がでるならやってみようかな」と思ってもらいやすくなります。また数字が入っていると、印象に残りやすいので読者の興味を引く効果もあります。
メリット・ベネフィットを入れる
読むと何か学びを得られそうな件名にすると効果的です。つまり、件名だけで「期待感」を持たせることが大事。読む前と読んだ後で、どんな変化が起こるのか?相手はこれを期待しています。
例
・セミナー参加率を上げる方法
・文章が読みやすくなる【4つ】のポイント
ニュース性
ニュース性のある話題はやっぱり人の目を引きます。あなたもついついヤフーニュースをはしごして見てしまったという経験はありませんか?驚く話、楽しいこと、新たな発見に興味を持つのは、人間の自然な願望なので、もしニュースを絡めた件名が付けられるのであればオススメです。
例
・アメブロが商用利用OKに!?
・鬼滅の刃がバズった理由
好奇心
「どうやって?」「どういうこと?」「なぜ?」のように、読者に疑問を持たせる件名はとても効果的です。
ザイガニック効果ともいいますが、一度謎を知ってしまうと、人間というのは知りたくなる生き物です。例えそれがどうでもいい話でもです。
人の脳の構造上、このような疑問をもった場合に、たとえ無意識でもその答えを探し出すという特性があります。その結果、答えが気になりメールを開いて確認してくれます。
例
【スマホVSパソコン】どっちが速い?
上司の反対を無視して公開します
考えた件名が効果的なのかを客観的に確認する方法
一生懸命考えた件名だからこそ、自分では良し悪しがわからないものです。一晩置いてみるのも一つの手ではありますが、そんな時間はない場合もあります。
そこで、客観的に件名の良し悪しが判断できる法則をご紹介します。
4Uの法則
もともとは、セールスレターのヘッドラインをより強い(注意を引く)ものにするテクニックとして使われていたりしますが、メルマガの件名でもこの法則が役に立ちます。(全てが入っている必要はありませんが、3つ以上入っていると、とても効果的だと言われています。)
例えば、
・セミナーの参加率の上げる方法
これはどうでしょうか?有益性は伝わりますが、他はないので1つのUしか入っていません。
・セミナー参加率を70%以上にする方法
こうすると、有益性と超具体性(数値)があるので、2つのUが入ったことになり、さっきよりは良くなったと判断できます。
・上司の反対を無視して公開します
これはどうでしょうか? なにかしらの秘密が公開されそうな感じはありますよね。なので、読んだら得しそうということで有益性はクリア。緊急性と超具体性はありませんが、あまり見ない形の件名なので、独自性はありそうです。ということで2つのUをクリア。
・(明日まで)上司の反対を無視して公開します
こうすると、緊急性も出せそうです。3つのUが入ったので、さらに興味・インパクトのある件名になったと判断できます。
もし件名の良し悪しの判断に困ったら、4Uの法則をぜひ使ってみてください。