メルマガスタンドとして20年以上サービスを提供してきたオートビズですが、ついにLINE配信ができるようになりました。メールとLINEを組み合わせたマーケティング施策が行えるようになったことで、今まで以上にユーザーさまのビジネスを加速させ、成果に貢献します。この記事では、オートビズからLINEを送るメリット、そしてどんな機能があるかについてまとめています。
今、『LINE ✖︎ メルマガ』をやるべき理由
国内のLINE利用者は70%以上を超えて、個人間の連絡手段はほとんどメールからLINEに移り変わりました。
もはや日本において、LINEは連絡手段のインフラになりつつあると言えます。
とはいえ、メルマガはもう終わっていると言えるでしょうか?
答えはもちろん NO です。
LINEもインフラになりつつあると書きましたが、あくまでも一企業が提供しているもの。
メールアドレスという存在はWEBの誕生と深く結びついており、こちらはインターネット上のインフラと言っても過言ではありません。
つまり、メールアドレスは少なくとも5年10年でなくなるものではないと断言できます。事実、SNSやLINEが、利用登録の際にメールアドレスを要求するのはなぜでしょうか。ここに、メールの優位性が如実に表れているかと思います。
・コミュニケーションツールとして今最も伸びているLINE
(時流に乗るのは、ビジネスを成長させるために重要)
・未だに投資対効果があらゆるチャネルの中で最も高いメルマガ
(古典的ではあるが、長期的にビジネスを安定させるために重要)
この2つを”上手く”使うことができれば、あなたのビジネスはさらに成長できると言っても過言ではないでしょう。
(もちろん、”上手く”という点がポイントです)
メルマガとLINEを組み合わせるメリット
そもそも、メルマガとLINEでは特徴が異なりそれぞれメリット・デメリットがあります。それぞれの役割を理解し、うまく使い分ける事が今の時代に適したマーケティング施策だと言えるでしょう。
LINEのメリットはなんと言っても『到達率』でしょう。ブロックされない限り100%相手に届きます。ゆえに『開封率』もメルマガより高いとされています。(オートビズから送るメルマガも到達率はかなり高いとユーザーさまから評判をいただいていますが、メールの場合100%の到達率というのはそもそも現実的ではないので、、)
到達率の高さ、そして開封率の高さから、必ずお知らせしたい内容や必ず見ていただきたい内容を送るのに適しています。例えば、クーポンを送って来店を促したり、オンラインセミナーの開催URLを送っって出席率を上げる、といった内容のメッセージであれば、確実に届き、開封率の高いLINEが優れています。
一方でメルマガのメリットは『濃い内容を長文で送っても読んでもらいやすく、商品やサービスを売るのに適している』ということです。オンライン上で商品やサービスを売るには文章が必要です。
文章は長ければいいというものではありませんが、少なくともその文章で必要十分に商品の魅力を伝えなければいけません。しかも、それは1回、2回の話ではなく、読者との信頼関係を深めながら、じっくりとやっていくもの。
となると、比較的長い文章を送る必要がでてきますよね。
もし、LINEで長文が送られてきたら嫌な感じはありますが(そもそも読みづらい)、メルマガは文章が長くても読みやすいですし、LINEより高い精読率が期待できます。
海外の調査にはなりますが、「SNSやチャットから商品を買う人」よりも「メルマガから商品を買う人」の方が20%反応が高いといったデータもありますし、投資対効果に関しては、FacebookとTwitterの40倍という驚きのデータもあります。(マッキンゼー社調べ)
また、今年に入って弊社で調べたデータでは、オートビズ利用者が、オートビズとある決済サービスを連携して売り上げた金額はトータルで数億円もあることがわかりました。弊社のユーザーだけでも、メルマガを活用してこれだけの売上を出していることがわかったのです。
ここまでの話をまとめると、、、
それぞれにツールを組み合わせることで、お互いの苦手な部分を補完しつつ、高いシナジーを生みます!
そこで…
オートビズが役に立ちます!
オートビズからLINE配信をする3つのメリット
メリット1 「オートビズに登録されている読者」と「LINEの友だち」を紐づけられる
例えば、「Aさんのメールアドレス」と「AさんのLINEアカウント」というのは、本来別々なものになるので、こちらにはわかりません。しかし、オートビズを使うことで紐付けが可能になります。
つまり、「メールアドレス」と「LINEアカウント」の一元管理ができ、メルマガとLINE両方から、Aさんにメッセージを送ることができます。
また、
・メルマガしか登録していない人
・LINEしか登録していない人
どちらか1つにしか登録していない人にも両方に登録してもらえるように促すことができます。
下の話につながりますが、両方に登録してもらうことがビジネスを安定させる上でとても大事なのです。
メリット2 アカウント凍結の防止・リスクヘッジになる
LINEというプラットフォームを利用する以上、LINE側のルールに従う必要があります。LINEをビジネスで使う効果は大きいですが、急にアカウントが使えなくなってしまった時のリスクもかなり大きいと言えます。
実際私たちの周りでも「急にアカウントが削除された」という話はよく聞きます。本人は健全に運用しているつもりでも、もしかしたらLINE側の規約に違反してしまっていることもあるかもしれません。
第19条(利用停止・解除)
LINE公式アカウント 利用規約
1. 当社は、お客様が以下のいずれかに該当し、または該当するおそれがあると当社が判断した場合、お客様によるLINE公式アカウントの利用を予告なく一時停止しまたは何らの催告を要することなくお客様との間の本規約に基づく契約関係(以下「本契約」といいます。)を解除して、LINE公式アカウントの提供を中止することができます。
ただし、オートビズのようなAPI(外部プログラムと連携する仕組み)を介したシステムからのメッセージ配信とLINE公式アカウントから直接メッセージを送る場合とでは、アカウント削除のリスクが異なるという情報もあります。(※削除されないことを保証するものではありません)
そもそも利用規約をしっかり読んで、違反行為をしないことが重要です。 少しでもアカウント削除のリスクを減らすためにも、オートビズを使っておいて損はないでしょう。
とはいえ、LINE公式アカウントは利用規約が厳しく設定されており、それに反すると「予告なく」アカウントの凍結がされてしまいます。LINEというプラットフォームを利用する以上、そのリスクは常に存在します。
最も大事なのは、万が一削除されてしまってもしっかりリスクが分散できているかどうかです。
実はオートビズ(メルマガ)とLINEを連携する大きなメリットはここにあります。
メールアドレスはインターネット上のインフラであり、少なくとも5年10年でメールがインターネット上から消滅することは考えられません。
1つのプラットフォームに依存しないメールアドレスは、LINE公式アカウントが凍結されてしまった場合のリスクヘッジになりますし、いつでも見込み客や顧客に対して連絡ができるビジネス上の最大の資産と言えるでしょう。
1つのプラットフォームに依存しないメールアドレスは
●LINE公式アカウントが凍結されてしまった場合のリスクヘッジ
●いつでも見込み客や顧客に対して連絡ができるビジネス上の最大の資産
メリット3 きめ細やかなセグメント(絞り込み)配信ができる
まず前提として、LINEは基本的に1対1のチャットツールです。双方間のコミュニケーションを重視しており、多数(最適化されていないグループ)に送る一斉配信を推奨してはいません。
それは、2023年6月1日に行われる料金プランの改訂とその背景が書かれたメッセージにも表れています。
つまり、LINE公式側の意図は、”なるべく1対1のコミュニケーションで使ってください”ということ。一斉配信をするとしても、一人ひとりの関心に合ったメッセージを届けることが、今後ますます重要になっていきます。
「LINE公式アカウント」は、企業や店舗がユーザーにとって「本当に欲しい情報」を届けることで、ユーザーひとりひとりに最適化された双方向のコミュニケーションサービスを目指しています。
しかし、メッセージの一斉配信などによる一方的なコミュニケーションが多くなっていたことが、課題となっていました。このような課題を解決するため、これまで、企業や店舗がよりユーザーひとりひとりの興味や関心に合ったメッセージを届けられるよう、ユーザーの属性/行動に応じたメッセージ配信の多様化・高度化など、さまざまな機能追加・アップデートを行なってきました。
さらに、今後は企業・店舗とユーザーとの双方向の深い繋がりを生み出せるサービスを目指し、下記のような取り組みを進めていきます。
(以下省略)
LINE For Business(https://www.linebiz.com/jp/news/20221031/)
一人ひとりに最適化されたメッセージを送るには、やはりセグメントが重要です。
LINE公式アカウントにもセグメント配信機能はありますが、現状、あらかじめ用意されている属性でしか絞り込むことは出来ません。
用意されている属性は以下です。
属 性 | 選択項目 |
---|---|
友だち期間 | ・6日以下 ・7日~29日 ・30日~89日 ・90日~179日 ・180日~364日 ・365日以上 |
性別 | ・男性 ・女性 |
年齢 | ・14歳以下 ・15~19歳 ・20~24歳 ・25~29歳 ・30~34歳 ・35~39歳 ・40~44歳 ・45~49歳 ・50歳以上 |
OS | ・Android ・iOS ・Windows Phone ・BlackBerry ・Nokia ・Firefox |
エリア | ・47都道府県 ・北海道 ・東北地方 ・関東地方 ・甲信越 ・北陸地方 ・東海地方 ・関西地方 ・中国地方 ・四国地方 ・九州 ・沖縄地方 |
また、「オーディエンス」と呼ばれるセグメントを作成し、絞り込みの条件にすることもできますが、こちらも条件があったり設定方法がやや複雑。(例えば、リーチ数が100人以上必要など)
オーディエンス |
---|
ユーザーIDのアップロード |
クリックリターゲティング |
インプレッションリターゲティング |
チャットタグオーディエンス |
追加経路オーディエンス |
ウェブトラフィックオーディエンス |
オートビズにはリーチ数の制限もないですし、「友だち登録日」や「タグ付け」機能を使うことで、簡単にきめ細かなセグメントが可能です。
例えば、LINE公式アカウントでは以下のようなセグメントはできませんが、オートビズでは可能です。
オ ー ト ビ ズ の きめ細やかな セ グ メ ン ト |
---|
ある期間内に友だち登録された人だけを絞り込んで配信 (LINE公式アカウントでは◯日以内と大雑把にしか絞り込めない) |
今月誕生日の方にクーポンを配信する |
ある店舗の顧客対象にイベント情報を配信する |
リピーターだけにセール情報を配信する |
オートビズ(メールアドレス)とLINEアカウントの連携の有無 |
このようにきめ細やかなセグメントができることで、ターゲットにとって関係のない情報を送ることが防げます。
LINEは友だち追加をしてもらいやすいというメリットがある反面ブロックをされやすいというデメリットもあります。
適切なグループに適切なメッセージを配信できるということは、ブロックを回避しつつ、LINE配信の効果を最大限発揮できるということです。
ちなみにですが、今までLINE公式アカウントのフリープラン(無料)では、月に1,000通まで一斉配信を送ることができました。
しかし、この改訂により無料で使えるプランはメッセージ数が月に200通までに減ることになりました。(有料プランも同様で、月に送れる配信数が大幅に減っています)
ここにもLINE側の意図を感じるものがありますが、つまり、今までのように誰に対してもガンガン一斉配信を行うことは難しくなってきていて、もし送るとすれば、有料プランを検討しないといけないため、セグメントをしない一斉配信は大きなコストになってしまいます。
※引用元:LINE for Business(https://www.linebiz.com/jp/news/20221031/)
ブロックの回避、コストの削減という意味でも、オートビズでセグメント配信するメリットはかなり大きいと言えます。
オートビズのLINE配信で出来ること
機能追加については段階的に行います。
一斉配信機能
LINE公式アカウントと連携してメッセージを一斉配信できます。
セグメント配信機能
登録日やタグでセグメント(絞り込み)してメッセージを配信できます。
●友だち登録日
ある期間内に友だち登録された人だけを絞り込める(LINE公式アカウントでは、◯日以内と大雑把にしか絞り込めない)
●タグ(自由に設定可能)
あるキャンペーンから登録のあった人に「Aキャンペーン」とタグを付けることで、その人たちだけに向けた特別なメッセージ配信が可能になる
●「メールアドレス」と「LINEアカウント」の連携有無
メールアドレスとLINEアカウントが連携されていない人に登録(連携)を促せたり、連携されている人だけに特別なメッセージを配信できる
タグ管理機能
LINE公式アカウント登録者にタグ付けをして管理できます。
友だち追加時にデフォルトのタグも設定できます。
これによって「どこ経由で登録があったか」「なんのキャンペーンから登録があったか」など自動でタグ付けすることもできます。
リスト連携機能
オートビズ側のシナリオに登録されているリスト(メールアドレス)と紐づけて管理できます。
万が一、LINE公式アカウントが凍結されてしまった際のリスクヘッジにもなりますし、メールとLINE両方を使った、メッセージ配信が可能になります。
個別トーク機能
LINE公式アカウント登録者と1対1のやりとりが行えます。
LINE公式アカウントでは基本的に友だち追加後に一度アクションをもらわないと個別のチャットはできませんが、オートビズに連携するとプロフール写真も名前を表示され、こちらから個別にチャットを送ることができます。
ステップ配信機能(今後実装予定)
あらかじめ設定しておいたメッセージを、指定した間隔で自動で送ることができます。LINE公式アカウントの管理画面でも設定は可能ですが、送るタイミングをきめ細やかに設定できるようにします。
メルマガ配信後のLINEメッセージ一斉配信機能(今後実装予定)
オートビズからメルマガを送った後に、紐づいているLINEの友だちにも同じ内容がLINEで配信されます。LINEでプッシュ通知されることでメールが届いていることに気づいてもらいやすくなります。
ステップメール配信後のLINEメッセージ配信機能(今後実装予定)
オートビズからステップメールを送った後に、紐づいているLINEの友だちにも同じ内容がLINEで配信されます。LINEでプッシュ通知されることでメールが届いていることに気づいてもらいやすくなります。
その他(今後実装予定)
・自動応答botメッセージ機能
・テンプレートメッセージ機能
・リッチメニュー機能
など、ユーザー様のご要望を聞きながら機能を追加予定!
実際の操作イメージ
LINE配信機能を使うために必要なこと
(1)LINE公式アカウント取得
LINE公式アカウントを持っていない方は、まずアカウントを取得する必要があります。
※無料で使えるプランもあります
(2)オートビズ『スタンダード』『プロ』『ハイエンド』プランのいずれかを利用
オートビズのライトプラン、スタンダードプラン、プロプラン、ハイエンドプランでLINE配信が行えます。(スーパーライトプランではご利用いただけませんのでご注意ください)
プラン変更の方法は、こちらの記事で詳しくご案内しています。
(3)オートビズとLINE公式アカウントを連携
オートビズの管理画面から連携設定を行うことで、オートビズからLINE配信が行えるようになります。
連携方法については、動画マニュアルもありますし、電話・メールサポートもさせていただきますのでご安心ください。
まとめ
オートビズからLINE配信をするメリット・イメージは掴んでいただけましたでしょうか?
オートビズが元々得意としていたメール配信に、さらにLINE配信機能が加わったことにより、よりマーケティングツールとして進化しました。メールリストとの関係を育てる「リストビルディング」、そしてLINEの到達率・開封率を生かしたメッセージ配信で、ビジネスをさらに加速させて、今以上に成果を上げていただければ嬉しく思います。
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