メルマガを配信する方法を選ぶときに、どれが自分に合っているのかなかなか判断がつかないものです。今回は、どのメルマガ配信方法が適しているかの判断基準を整理してみようと思います。
機能や価格だけで選ぶと失敗する
多機能であれば色々なことができますが、多機能がゆえに操作が難しい、使いこなせない、となれば、たくさんある機能も無駄になってしまいます。逆に機能が足りなければやりたいことができずに結果的に乗り換えることになり余計な手間もコストもかかってしまいます。
価格は高ければ良い、安ければ悪いとは一概に言えませんので、「目的」「やりたいこと」に照らし合わせて必要な機能と価格のバランスを見て選びましょう。
自分の目的に合っているか?
メール配信システムによって特長や強みが違いますが、以下のように特長は大きく分けると2つです。自分がメールを送る目的や、それを通じてやりたいことをきちんと決めた上で、以下の2つのうち、どちらが望ましいかを考えてみて下さい。
【1】顧客管理をしながらきめ細かなフォローメール配信
メルマガだけでなく、通販など購入いただいたお客様の管理とフォローでも使いたい
【2】大量のメールを高速で配信
メルマガ配信をメインに大量のメールを高速で配信したい
他にも申込みフォームや決済サービスとの連携など、メール配信を軸にビジネスで必要な機能が用意されたシステムもありますので、目的に合うものを探してみてください。
やりたいことに適した機能が備わっているか?
メール配信システムを使ってやりたいことが明確になれば、どのような機能があるシステムを選べば良いのかが見えてきます。
今すぐには使わなくても、早い段階で必要になる機能もあります。
少し先を見て、あなたのビジネスに必要な機能があり、価格的に許容できるものを選びましょう。
システムの乗り換えは時間と労力が掛かります。それらのコストも考慮して選ばれることをお勧めします。
メールの到達率
どんなに機能的に優れていても、価格が低くても、配信したメールが届かなければ意味がありません。メールの到達率の高さは最も重要なポイントです。メールの到達率についてはサイトに記載があると思いますが、実際に使われている方に聞いたり、そのシステムから配信されるメルマガを購読することでも到達率の参考になります。
「共用」か「専用」か?
専用システムは他の利用者の影響を受けないため、メール到達率は高いと言われています。
しかし、迷惑(と思われる)メールを配信するなど運用の仕方が悪ければメール到達率は一気に下がってしまいますので、一概に専用システムが良いとも言えません。
共用でもメール到達率が高く、しっかりとしたシステムもありますので、まずは共用システムからお使いになり、読者リスト数や配信数が多くなれば専用システムを検討されても良いと思います。
セキュリティ体制
読者リストは重要な個人情報です。ユーザー側も管理を徹底しなければなりませんが、システム提供会社のセキュリティ体制や個人情報保護の取り組みもしっかりチェックしましょう。
サポート体制
システム面でのサポートは、24時間体制でシステムが正常に動作しているかを管理していることが必須です。
ユーザーのサポートは、メールだけでなく電話でもサポートが受けられた方が安心できます。
サポートの範囲は、設定や使い方だけでなくビジネスでの活用法など多岐に渡りますので、どこまでサポートしてもらえるのか?費用はかかるのか?なども確認しておきましょう。
その他、マニュアルやヘルプが充実しているか、使い方のセミナーをやっているかなどもチェックすると、ユーザーサポートにどれだけ力を入れている会社なのかがわかります。
価格
多くのメール配信システムは「初期費用」と「利用料金」があります。
初期費用はシステムの設定作業等で初回のみにかかる費用です。利用料金は月額で固定制、使える量によって変わる従量制など、サービスによって異なります。
利用料金を比較する際のポイント
- メール配信可能数
1日または月間で制限しているところも多い - リスト登録数
リスト登録数が増えると高くなる場合もある - オプション機能
別途オプションを申し込む必要があるか
「価格が安い=良くない」とは一概には言えない
「価格が安い=良くない」とは一概には言えません。逆に価格が高ければ良いというわけでもありません。あなたが必要としている機能があり、必要な数の配信が出来るものを選びましょう。
やめる時にリストが取り出せるか
読者リストは、あなたのビジネスにとって重要な資産です。読者リストのデータをダウンロードできることは必須の条件です。